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自分の小さな「箱」から脱出する方法について

みなさん、自分の小さな「箱」から脱出する方法をご存知でしょうか。自己啓発本として、世界150万部発行され、企業ではGoogle、Apple、Microsoftなどなど、数々の有名企業が研修に採用されている本です。日本では2006年に販売され、26万部を超えるベストセラーとなっています。販売されてから十数年たちますが、今でも度々メディアに紹介されています。

うまくいかな原因は、自分にある?

いつの時代も、人間関係の悩みはつきものです。皆さんが抱えているストレスの原因の多くは、職場や学校、家庭による人間関係によるものです。もし、そういったストレスがなくなったとしたらどうでしょうか。想像してみてください。

仕事では、部下から信頼されて、上司からも頼りにされており、やりがいを感じている。また、家庭では妻(夫)との仲もよく、子供たちも立派に育っている。なにもかもうまく行っており、毎日が充実していて、楽しい日々を過ごしている。そのようなことを、想ったりしないでしょうか。

しかし、現実を見ると…。

仕事では、やることがたくさんあり中々終わらない。そもそも、部下は報告にも来ないし、ミスが多い!一体普段から、何をやっているのか。客からはクレームが入り、怒られてばかり…。上司は上司で、こちらの都合など何も考えず、ただ「成果を出せ」の一点張り。自分には責任はない感が半端ないし、面倒なことをこちらに一方的に押し付ける。ストレスがたまる一方だ!!

家庭では、妻(夫)からは、毎日小言を言われ、まともな会話ができていない。仕事や子育てで忙しいのに、何も協力してくれない。子供たちは、注意しても一向に言うことを聞かないし、ましてや無視をし始める。昔は、そんなんじゃなかったのに…。

などなど、皆さん1度はそのように思ったことは無いでしょうか。むしろ、まさに今そのような問題抱えていませんか?

そのような時、いったい誰がそのような問題を起こしていると思いますか?多くの人は、自分は悪くない。相手が悪いんだと思うのではないでしょうか。このような問題を解決したい場合、ついつい相手の行動を何とかしようとしてしまいがちです。

ズバリ言いますと、「あなた自身が問題を引き起こしています!

自分が思うとおりに相手を変えることはできません。むしろ、その問題を起こしているのが、あなた自身であるとしたらどう思いますか?

『箱』に入るとは

問題が、自分にあるといわれてどう思いましたか?たいていの人は、いい気はしませんよね。むしろ「いや、自分はしっかりやっているはずだ。そもそも、アイツがだらしなくて…」とか、「そもそも、彼はいつも問題が起きてから報告に来る。俺は悪くない」など思うでしょう。

私もそうでした。そう、『箱』をいう言葉を知るまでは…ね!

例えば、こんなことありませんか?最近1週間の自分の行動を振り返ってみてください。

  • 床にゴミが落ちていたのを見つけ、拾おうとしたが、見なかったことにしてそのまま通り過ぎた。
  • 食事が終わって、食器を下げに行ったところ、シンクの中に食器がたくさんあったので、洗おうとしたが、自分の食器を置いてそのままリビングに戻った。
  • 仕事で重要な情報を得て、仲間にメールで展開しようとしたが、それをしなかった。
  • 電車で席に座っているときに、目の前にお年寄りが立っているのに気付いたが、寝たふりをして席を譲らなかった。

などなど、自分が相手に対して何かをしてやろうと思ったけれど、やらなかったことは無いでしょうか。

自分が「やろう」と思った事をやらない場合、何が起きるのでしょうか。それは、『自分の行動は正しい』と言い訳を探し始めます。例えば・・・

  • 廊下を歩いていたら、ゴミが落ちているのを見つけたので、拾おうとしたが、「ゴミは、清掃員が拾ってくれるから、そのままでいいや。そもそも、捨てたのは自分ではないしな。」と思って、そのまま通り過ぎた。
  • 夕飯を食べ終わって、食器を下げたら、シンクの中に食器がたくさん入っていた。それを見て、洗おうとしたが、「食器を洗うのは妻の仕事だし、今日は仕事で疲れているし、これから出かける用事もあるしな。」と思って、友達との約束のために出かけてしまった。
  • 仕事からの帰宅時に電車に乗って、ようやく席に座ることができたが、次の駅で老人が乗ってきて、自分の目の前に立った時、「30分ずっと立っていて、ようやく座れたんだ。きっと次の駅で降りるだろう。そもそも、なんで自分の前に立つんだ?あっちに行ってくれないかなぁ」と思い、寝たふりをした。

といったことは、誰しも経験があるはずです。自分がやろうと思ったことを、やらなかった。その時何が起きているのでしょうか。

まず、自分の取ったことどうは正しいと思い、それを正当化するための理由を探します。そして、その理由をつけて、相手を非難し始めます。つまり、「自己正当化」が起こり、そのことを『箱』の中に入ると言っています。

このような『箱』に入るとどうなると思いますか。それは、自分が正しい、間違っていないといった自分中心の考えになってしまい、相手を非難してしまう心を持ったまま、行動に移そうとします。

このような状態で、生活をしたらどうなるでしょうか。うまくべき物事が全然、うまく行かず、自分には問題がないと思い、相手を責め続けます。責められた相手は、自分は悪くないと思い、責めてきた相手を悪く思い始めます。お互いがお互いを責めて、その結果、問題がどんどん大きくなっていく…。まさしく負の連鎖状態です。

そういった中で、多くの人は、問題を解決するために何かを変えるかというと、『行動』を変えようとします。しかし、『行動』そのものを変えても、なかなかうまく行きません。何故なら、自分自身が問題であると気づいておらず、自分自身を変えようと思わず、相手を変えようとしているからです。自分の思うように、相手を支配するように・・・。

『箱』から出よう!

問題を解決するためには、どうすればよいのか。答えは簡単です。あなた自身が、問題を起こしている原因であると気づき、さらに『箱』から出ればよいのです。『箱』に入るということは、『箱』から出る方法もあるのです。どうすれば、『箱』から出ることができるのか。詳しくは、こちらの本に書かれています。

自分の小さな『箱』から脱出する方法

2日で人生が変わる「箱」の法則

管理しない会社がうまくいくワケ

『箱』から出るセミナー The Outward Mindset

『箱』のことをもっとよく知りたい!本を読んだだけでは、中々身につけることができないといった方は、『箱』から出るセミナー The Outward Mindsetがあります。

本セミナーは、アービンジャー・インスティテュートが開発した、『箱』から出るためのセミナーです。自分が、どういったときに『箱』に入りやすいのか。そして、『箱』から出るためにはどうすればよいのか。自分だけでなく、周りの人はどうなのか。など、詳しく、実体験を基に話を進めていきます。

『箱』に入ることは、決して悪いことではありません。また、『箱』に二度と入らないということもありません。重要なのは、『箱』というものを理解し、『箱』に入っているときは、そのことに気づき、自分の意志で『箱』から出るということです。

『箱』から出ることに、少しでも興味がある方は、是非セミナーを受けてみてはいかがでしょうか。

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