ご挨拶
Booms代表の皆川 真徳です。アービンジャー・インスティテュート公認ファシリテーター/コーアクティブ・コーチとして、エンジニア組織の「話せない・噛み合わない・先読み不安」に向き合い、認知の前処理 × 反応設計という構造的なアプローチで、1on1・会議・Slack を“本音が安全に出せる場”へと整える支援を行っています。
私が現場で見てきたのは、優秀な人材ほど「技術は好き。でも、人が怖い。」という二重構造に悩み、言葉が出ない・言っても噛み合わない・言った後に強い自己否定が残るという、静かな負荷に日々さらされている姿でした。多くの場合、それは個人の性格や努力の不足ではなく、会話が始まる前に頭の中で自動的に走る「“認知の前処理(見方のモード)”のズレ」が原因です。上司は評価モード、部下は防御モード──この“前提の食い違い”が、本音や合意形成の芽を早い段階で摘んでしまいます。
Booms(Break out of my Shell)。私がこの屋号に込めたのは、『殻を勢いよく割るのではなく、“やわらかく開く』という感覚です。前提を少し整え、順序を少し入れ替え、話してよい範囲やスピードを合意するだけで、人は驚くほど話しやすく、聴きやすくなります。私たちは、その小さな設計変更を積み重ね、評価モードから対話モードへの切り替えを日常業務の中に実装します。
支援では、まず最初の30秒を大切にします。
- 目的の合意(状況/気持ち/打ち手のどれから入るか)
- 会話モードの宣言(結論を急がず、沈黙OK・3割話してくれれば十分)
- 安全性の初期設定(守秘の範囲、共有は合意制)
このわずかな前提合わせが、1on1の発話率・満足度を押し上げ、会議の合意形成を速め、レビューの手戻りを減らすことに直結します。とりわけエンジニア特有の先読み不安・自己否定・処理負荷に配慮した言語化と順序設計は、若手の行動初速の回復や、管理職の「聴ける状態」への移行を後押しします。
私は、人に助けてもらうことは恥ずかしいことではないと考えています。むしろ、組織の中で安心して弱さや未整理な思考を扱える時間は、最も投資対効果の高い“インフラ整備”です。必要なときにだけ、そっと頼れる小さな入口でありたい──その思いで、現場に伴走します。
今、起きていることをうかがい、今日から試せる最小の一歩をご提案いたします。
皆川 真徳|認知 × エンジニア心理
アービンジャー・インスティテュート公認ファシリテーター/産業カウンセラー/コーアクティブ・コーチ